原因を考えるのはもうやめた。未来を変えるための考え方

交差点の中央で朝日の差す方向に一歩踏み出すハムスター。過去を手放し、未来へ進む意思を表したイラスト。
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はじめに:変われない理由をずっと探していた

「自分にはどうせ無理だ」
「こうなったのは、家が貧しかったから」
「コミュニケーションが苦手なのは、昔から人間関係がうまくいかなかったから」

そんなふうに、変われない・失敗した原因を考えることで納得しようとしていた時期がありました。
たしかにその“理由”は正しかったのかもしれません。けれど、不思議と前には進めませんでした。

むしろ、「原因を突き止めた安心感」に浸ったまま、何もしない自分を正当化していたのだと思います。
そして気づいたのは、
過去をどれだけ掘り返しても、「これから」を動かす力にはなりにくい、ということでした。

自分の行動には、すべて“目的”がある

アドラー心理学では、過去の出来事を「原因」としてではなく、
今の行動を正当化する「目的」として捉えます。

たとえば、
「人前で話せないのは過去にいじめられたから」ではなく、
「人前で話さないことで、傷つかないように自分を守ろうとしている」のかもしれない。

その瞬間、ふと立ち止まりました。
「このまま、理由ばかり探してても、何も変わらないな」って。

現状維持バイアスに気づいた瞬間

私はずっと、「変われないのは仕方がないこと」だと思っていました。
でも本当は、変わるのが怖かっただけなのかもしれません。

貧困のことも、コミュニケーションのことも、
“できない理由”を並べて、動かなくても済むようにしていた。
行動を起こさないことで、失敗や傷つくことから自分を守っていたんです。

でも、それって本当に守れていたのか?
むしろ「変わらないこと」を選び続けることで、
ずっと不自由なままでいたのでは? と思うようになりました。

「どうせ無理」と決めつけていたのは、他でもない、自分自身だった。
それに気づいたとき、初めて――
“現状維持”こそが、自分を縛っていた最大の壁だったんだと思いました。

「これからどうするか」がすべて

アドラー心理学は、過去ではなく「これからどうするか」を問います。
それは決して過去を軽視するということではなく、
「過去に縛られない生き方を選べる」という前向きなメッセージです。

「これからどうするか」を考えはじめたきっかけは、実は心と体の不調からでした。
もし同じように悩んでいる方がいれば、こちらの記事も参考になるかもしれません。
無理をやめて自分を取り戻す記録

たとえこれまでの人生に納得できないことがあっても、
その延長線上に、同じ未来が続く必要はない。

「このまま何もしないでいることを選ぶのか?」
「それとも、小さくても何かを変えてみるのか?」

できない原因を探すことをやめた時、
人生に“選択肢”が戻ってくる感覚がありました。

今からの選択で、これからの自分をつくっていける。
私はそう信じて、少しずつでも動き始めています。

まとめ:変わることに自分で許可を出す

できない原因を探すのをやめてから、もう時間を無駄にしたくないという気持ちが強くなりました。
くよくよする暇があれば、何かを変える一歩を踏み出したい。そう思えるようになったんです。

もちろん、すぐにすべてが好転するわけではありません。
勇気が必要な場面も、また自信をなくす日もあります。

でも、それでも――
自分で「これから」を選べると知ったことは、確かな力になりました。

過去は変えられない。けれど、
これからの選択なら、いつからでも変えられる。だからこそ、こう問いかけてみてほしいのです。
「これからどうするか?」――その一歩は、あなたが決めていい。

「どうしたらいいか分からない」ときは、まず誰かに相談してみるのもひとつの方法です。
私はAI(ChatGPT)に話しかけることで、考えが整理されることもありました。

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