悩むことは、本当に正しい選択なのでしょうか?
悩みがあるとき、人は「考える」ことでそれを解決しようとします。
もっともらしい理屈を並べ、答えを探し続け、気づけば何時間も何日も、同じ思考をぐるぐると回っている。
でも、あなたも薄々感じていませんか?
「この悩み、考えても解決しないかもしれない」という違和感を。
そうなんです。
多くの悩みは、「考えても答えが出ないもの」だったり、「そもそも答えなんて存在しないもの」だったりするのです。
きっかけはドラマの一場面──夜道を全力で走った日のこと
ある日、私は悩みが頭を支配して、思考のスイッチが切れなくなっていました。
そんなとき、ふと思い出したのは、あるドラマのワンシーン。
悩みを抱えた主人公が河川敷をひたすら全力で走る場面でした。
「馬鹿みたいだけど、やってみよう」
そう思い立ち、私は夜道に出て、がむしゃらに走り出しました。
足がもつれそうになるまで走り続け、呼吸が荒くなって、ついに止まったその瞬間、
悩みの内容なんてどうでもよくなっていたんです。
あのとき、私は知りました。
「脳の悩みループ」から脱出するには、身体に主導権を渡すのが一番早いということを。
精神よりも、まず身体を疲れさせるべき理由
人間の脳は、余裕があると悩みます。
まだ動ける、まだ何とかできる――そんな余白がある限り、脳は勝手に未来や過去に飛び回ってしまう。
でも、肉体的に疲れているときは違います。
目の前のことしか考えられない。頭が静かになる。
思考を強制停止するには、身体を動かすのが一番シンプルで、確実な方法なんです。
筋トレでもいい。ウォーキングでもいい。
とにかく脳が悩み出す前に、まず体を使う。
これは、自分を守るための「習慣」として、誰にでもできる第一歩です。
「正しい答え」より「動く選択肢」を持とう
真面目な人ほど、「考え抜いた末に正しい答えを出す」ことにこだわります。
でも、人生には「答えがない問い」が本当に多い。
そんなときに頼れるのが、思考ではなく行動です。
行動にためらいがある場合は、AIに相談するというのもひとつの手です。
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私もよくChatGPTに相談しますが、体感8割くらいの確率で「なるほど」と思える答えをくれます。
完璧じゃなくても、一人で抱え込むよりはずっとラクです。
私が走った夜道のように、
理屈じゃなく、体を動かしてみることで、
悩みの本質がどうでもよくなったり、
行き詰まっていた問題が不思議と整理されたりすることがあります。
今日、10分だけでいい。体を使ってみてください
最後にあなたに伝えたいことは、たったひとつ。
「悩んで動けなくなったら、まずは動いてみてほしい」ということです。
特別な運動方法もジムもいりません。
今日の夜、10分だけでいい。ストレッチでも散歩でも、腕立てでもいい。
思考のスイッチを切って、運動に集中してみてください。
あなたの悩みが、ただの「脳のノイズ」だったと気づけるかもしれません。
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