無理をやめて自分を取り戻す記録

少し疲れた表情をしたハムスターが、包帯を巻いたまま安心して座っている様子。そばにはお茶と毛布が置かれ、回復の途中にいる雰囲気。

「頑張るのが当たり前」 「迷惑をかけてはいけない」

そんなふうに思いながら、私は働き続けていました。

気づいたときには、心も体もボロボロでした。

目次

誰の期待に応えようとしていたか

上司には、「組織の名に恥じない成果を出し続けること」を求められていました。

両親に対しては、解雇されて金銭的な迷惑をかけたくないという気持ちがありました。

そして何より、自分自身を縛っていました。 「今いる職場以外では自分は通用しない」「自分の成果は周りのおかげで成り立っている」と、いつの間にか思い込んでいたのです。

どんな無理を重ねていたか

残業は当たり前になり、仕事に必要なものは自腹で揃え、有給も使えませんでした。

上司の命令は絶対だと思い込み、納得の行かない仕事を泣きながら続けていました。

「迷惑をかけたくない」「生きなくてはいけない」一心で、自分の疲れや心の声には耳を塞いでいました。

壊れかけたときの心境

成果を出さなければという焦り、解雇されたらどうしようという不安。

そんな気持ちが頭の中をぐるぐると巡り、気がつけば、 「この仕事が終わったら、自分を終わらせよう」と考えるようになっていました。

踏切警報機の幻聴が聞こえ始め、誰にも言えず、ひとりで抱え込んでいました。

そのときの感情

苦しくてたまらなかった。

誰かに助けてほしかったけれど、どうすれば助かったことになるのかも考えられないくらい思考が低下していました。

救いを求めながらも、自己嫌悪と焦り、不安に押しつぶされていました。

無理をやめるきっかけ

転職を決意し、環境を変えました。 給料は下がりましたが、転職先には違う空気がありました。

ある同僚が、ふとした会話の中で言いました。 「成果がないなら、一つずつ積み重ねるしかないじゃないですか。」

その言葉に、肩の力が抜けるような感覚がありました。

また、努力しているだけでは評価されない職場の空気を感じ、「この場所で頑張るだけでは、自分の未来は変わらない」と思うようになりました。

だからこそ、自分個人で変化を起こしていかないと、生きていけないんだと感じたのです。

ストレス解消のために飽きた娯楽で心の隙間を埋めるのではなく、自分自身のために、小さな積み重ねをしていこう。 そう思えるようになりました。

最後に

今、無理をして苦しい人へ。

自分の顔を鏡で見てください。続けられそうですか。

まずは考え方から変えていきましょう。完璧を求めてはいけません。
迷惑をかけることをそんなに恐れなくてもいいです。

それでだめなら、難しいかもしれませんが、本当に限界だと感じたら、労働環境や通勤環境を変えてみることをおすすめします。

きっと、価値観や考え方が変わるきっかけになるはずです。

私もまだ道半ばですが、 ゆっくり立て直しながら生きています。

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