親から聞く初期の自分。向いている仕事を考えるためのヒント

自分に向いている仕事って、なんだろう?
xxx大学を卒業したから、xxxの資格が有るから、xxxの知識があるから。
自分の持つ手札ばかり気にして、結局「自分の特性」について考えずに働いてきました。

そんな問いを持ったとき、すぐに「これが得意!」と答えられない自分がいました。
きっと、「向いている仕事」を考えるには、まず「得意なこと」や「自分らしさ」を知ることが必要なんだと思います。

でも、自分のことを思い出そうとしても、なぜか
社会的に「できる人」とされている他人の性格像ばかりが浮かんでしまって、ピンと来ない。

だからこそ、思い切って親に聞いてみることにしました。
幼少期の自分を、他人の視点で掘り起こしてみよう。
それが、天職探しのヒントになるかもしれないと思ったからです。

目次

親に聞いた、幼少期の自分

返ってきたのは、こんな言葉でした。

  • マイペースで、天真爛漫
  • でもちょっと真面目すぎる
  • 一人で黙々と積み木やブロックで遊んでいた
  • 外で遊ばず、一人で本を読んでいた
  • 自閉症かもしれないと心配していたこともあった

「たしかに、そうだったな」と思い出しました。
一人で没頭する時間が、何より安心できる時間だったこと。

思い出したこと、見えてきたこと

昔から私は、「なぜ?」が止まらない子どもでした。

  • なぜ部活動を自由に抜けられないのか?
  • なぜ興味のない勉強をしなければいけないのか?
  • なぜ建前の人付き合いが当たり前なのか?

自分の時間や行動が他人や学校に縛られることに、ずっと違和感がありました。
「このまま社会でやっていけるんだろうか…」という不安も抱えていました。

親に言わせれば、幼少期から一人遊びが好きで、積み木もゲームも「自分のペースで進められる」ものばかりだったそうです。

大学生になってからはフリーランスを目指し、ソフトウェア開発や内職、株・FXなども試しました。
でも、営業や「売れるもの」を見つける力が足りず、通帳残高が減る不安に耐えられず、組織に属する道を選びました。

今は一応、会社員としてやっていけています。 でも、「他人に縛られずに、自分の力で生きたい」という思いは、ずっと心に残ったままです。

今の自分とつながっているもの

今も私は、必要性を感じられないことに時間を使うのが苦手です。
「とりあえず出席するだけ」の会議や、誰も本音を語らない話し合いなど、
どうしても割り切れず、気持ちがすり減ってしまいます。

周りから見れば「何もしていないように見える」のかもしれません。
でも終わったあとには、どっと疲れていて、そんな自分に対しても、ずっと違和感を抱いていました。

今でははっきりわかります。 私は昔から、「なぜやるのか?」という納得感や目的を大切にしていたのだと。

やっぱり私は、集団に合わせるよりも、自分のペースで動ける環境のほうが合っているんだと思います。

また、前職では「愚直だね」と評価されていたことがあります。
おそらく私は、指示に対して誠実に応えようとする傾向が強く、
そのぶん曖昧な指示や目的が見えない仕事にストレスを感じやすいのだと思います。

粘り強くやりきる力はある。
でも、それは「納得できる内容であること」が前提だった。
そんなことにも、改めて気づかされました。

自分の「得意」と「不得意」を整理してみた

得意なこと

  • 一人で黙々と作業に集中すること
  • 論理的に考えることや、構造を整理すること
  • 興味のあることを深く掘り下げること
  • 仕組みをつくって効率化すること
  • 人の感情や意図を読み解こうとする内省力

不得意なこと

  • 意味を感じられない集まりや会議に参加すること
  • 建前だけのコミュニケーション
  • みんなと同じ行動を求められる場(集団行動)
  • 興味の持てないことに長時間取り組むこと
  • 曖昧な指示やゴールの見えない作業

こうして整理してみると、私の「向いている働き方」は少しずつ見えてきます。

たとえば、一人で進められる仕事
構造や仕組みを考える仕事
必要性のあることに深く関われる仕事

それが天職かどうかはまだわかりません。
でも、少なくとも「自分を消耗させない働き方」には、近づいている気がします。けれど、少なくとも「自分を消耗させない働き方」には近づいている気がします。

過去を掘ることは、未来の一歩になる

天職探しというと、つい「これから何をするか」に目が向きがちですが、 「これまでの自分を思い出すこと」も、同じくらい大事なんだと思います。

親しい人に「昔の自分ってどんなだった?」と聞いてみるだけでも、
意外な気づきが得られるかもしれません。

もし今、「何が向いてるかわからない」「現状維持で良いのか」と悩んでいるなら、
子どものころに夢中だったことや、ずっと感じていた違和感に目を向けてみてください。
きっと、あなただけのヒントが見つかるはずです。

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