はじめに
人生は長いので、体が長時間接触するものにお金をかけましょう。
家で長時間コンピュータを使う場合は、高価な椅子で腰と頭を守りましょう。
「作業に集中したい時」と「体を休めたい時」では、求められる椅子の性質が変わります。実は、椅子にも“前向き用”と“後ろ向き用”があると私は考えています。
この記事では、私が実際に5年以上使ってきた高機能チェアの体験をもとに、用途に合わせた椅子の選び方と、おすすめのモデルを紹介します。
前傾と後傾、それぞれに向いた作業
椅子を前に倒すことで、体が自然と前傾になり、集中力が高まりやすくなります。文章作成やペンタブを使った作業、細かな手作業など、集中を要するシーンに適しています。
一方、椅子を後ろに倒すと、重力に身を任せて深くリラックスできる姿勢になります。プログラミングや動画編集など、比較的受け身の長時間作業や、軽い休憩・仮眠・音声コンテンツの視聴にも適しています。
前傾姿勢では、背中を起こし、腰を立てることで手元作業の効率が上がります。後傾姿勢では、目線が少し上がり、ディスプレイ視聴や構想・メモの確認など、思考を深める場面に向いています。
あなたはどちらの椅子を重視すべき?
- 文章作成・ペンタブ作業が多い → 前傾姿勢・ランバーサポート付きの椅子がおすすめ
- 長時間作業が多く、リラックスも重視したい → 後傾姿勢・ランバーサポート付きの椅子がおすすめ
- 動画視聴・読書・休憩が中心 → 後傾姿勢・オットマン付きの椅子がおすすめ
- 昇降デスクを使っている → 前傾・後傾を自在に切り替えられる椅子が理想
私の使用歴と実感
エルゴヒューマンプロ(5年間使用)
長時間のデスクワークに最も寄り添ってくれた椅子です。
姿勢を正しく保ちやすく、リクライニングや座面調整の自由度も高いため、体に負担をかけずに使い続けられます。腰を支えるランバーサポートは反発力があり、腰痛対策としても効果的。ヘッドレストの高さや角度も調整可能で、首・肩の緊張を和らげるのに重宝していました。
オカムラ コンテッサ セコンダ(3年間使用)
「最高級の椅子とは何か」を知りたくて購入したモデル。
美しさと堅実な機能性を兼ね備えており、洗練された部屋の雰囲気とも調和します。フレームのしなやかさとメッシュ素材の背もたれによって、しっかりとしたサポート感があり、自然と姿勢が整います。軽やかな座り心地ながら、長時間の作業にも対応できる信頼性の高い一脚です。
おすすめの椅子3選
1. エルゴヒューマンプロ2
「迷ったらこれ」と言える、一押しの高性能モデルです。
ヘッドレストが標準装備されており、高さ・角度の調整が可能。首を自然な角度で支えることで、肩や背中の負担を軽減します。肘・腰・背中へのフィット感も高く、姿勢の保持をサポート。新たに搭載された前傾チルト機能は、座面と背もたれが連動して前傾姿勢を維持しやすく、集中力が必要な作業時に特に効果を発揮します。さらに、ランバーサポートの反発力も調整できるため、自分の体格や好みに合わせて細かくカスタマイズ可能です。
2. エルゴヒューマンプロ2(オットマン付き)
足を伸ばしてくつろぎたい人におすすめの「作業&休憩両立モデル」です。
基本性能は上記と同様で、加えて内蔵型のオットマンが格納されており、必要なときに引き出してリラックスできます。デスクワークの合間に脚を伸ばして休むことができ、1台で仕事とリカバリーを切り替えたい人に最適です。※オットマンを出し入れするには、デスク下にある程度のスペースが必要です。
昇降机との相性は抜群。
3. オカムラ コンテッサ セコンダ
「美しさ」と「快適性」を両立させたい人におすすめのハイエンドモデルです。
オプションでヘッドレストやオットマンのない構成を選べるため、インテリアとの調和を重視する方にもぴったり。背もたれのしなやかさとメッシュ素材の心地よいサポート感により、自然に背筋が伸び、ストレートな姿勢をキープしやすい設計です。空間に圧迫感を与えず、すっきりとしたデザイン性も魅力のひとつです。
まとめ:椅子は“姿勢の道具”であり“気分の切り替えスイッチ”
いい椅子は、高価ですが身体と集中力への投資だと私は思っています。
作業用・回復用と使い分けることで、作業効率も回復力も上がります。
毎日座る時間が長いからこそ、自分に合った椅子選びをしてみてください。
なお、高機能チェアは高価な買い物になるため、一度は高級家具店で座って使い心地と機能を確認してから、Amazonなどで割引購入するのがおすすめです。
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