「やりたい仕事がわからない」 「夢って言われてもピンとこない」
そんな人に向けて、今回は『夢をかなえるゾウ0』から学んだ、天職探しのヒントを紹介します。
やりたくないこと、から始めていい
「やりたくないことをやりたいに変換すると、心が前向きになる」
この言葉を見て、思わず手が止まりました。 夢を探そうとすると、「好きなことを書き出す」と言われがちですが、それが難しい人にとってはつらい作業。
でも、逆から考えていい。 たとえば──
- 「時間に追われて働きたくない」→「自分でスケジュールを決めたい」
- 「言われたことだけやるのが嫌」→「自分の裁量で仕事を設計したい」
「やりたくない」を丁寧に変換していくと、“やりたい”のかけらが見えてきます。
実体験から見えたこと
私自身も、「夢がない」「やりたいことがわからない」と悩んできた一人です。
- 他人に合わせるのが好きではない。言い換えると、個人での活動が好き。
- 意味のないことはしたくない。言い換えると、納得のできることならやれる。
- 煩いところでは働きたくない。言い換えると、静かなところで働きたい。
- 大勢の人の前で話したくない。言い換えると、少人数で話したい。
- 人を不幸にしたくない。誰かに感謝されるようなことをしたい。
こういった自分の傾向を素直に認めることで、「向いている働き方」が少しずつ見えてきました。
「わからない」を楽しめるか?
「最高の楽しいには、わからないが必ず含まれている」
このフレーズにも、ハッとさせられました。 たしかに、見慣れた漫画やゲームより、先が読めないものに人はワクワクする。 人生も、夢も、先が見えないから面白いのかもしれません。
もし今の仕事が「つまらない」と感じているなら、それはすでに「わかりすぎている」からかもしれません。
わかることを増やし続けた先に天職は見つかる
わかっている内容を行なっている間はストレスは低いです。ただし、変化はありません。 わからない内容に飛び出すことはストレスがかかります。しかし、このストレスも時間が経てば慣れてきて、やがて「わかったこと」になります。
この繰り返しを行なっていけば、自分にとっての天職に出会う確率は少しずつ高まっていきます。 低ストレスの既知の経験だけで止まってしまうと、新しい可能性には出会えません。 だからこそ、小さな「わからない」にも挑戦していくことが大切なのです。
好きを理解し、新しい出会いに飛び込もう
夢とは、「これをやれば人生バッチリ!」という確定解ではなく、 自分の「好き」とワクワクを手がかりにした探索の旅。
- やりたくないことを書き出す
- それを変換して「やりたい」の種を見つける
- まだ知らない人やモノ、経験に触れてみる
この繰り返しの中で、ふと「あ、これかも」と感じる瞬間が訪れるのだと思います。
夢は「自分を知ること」から始まる
「夢を見つけること」って、才能や特別なチャンスの話じゃなく、 「自分を知ること」から始まるんだと気づきました。
やりたくないことを言語化して、 それを裏返して「やりたいこと」のヒントにしていく。 そのプロセスこそが、天職探しの第一歩になるのだと思います。
正直に言えば、私はまだ夢を見つけられていません。 でも、自分を少しずつ深掘りしていく日々は、どこか充実しています。
このまま試行錯誤を重ねて、 いつか「誰かに貢献できる仕事」に出会えたら嬉しいなと思います。 感謝されながら、楽しく、ちゃんと稼いで生きていく。 そんな未来を信じて、今日も少しずつ前に進んでいます。
今まで紹介した内容以外にも、『夢をかなえるゾウ0』には夢を見つけるためのヒントがたくさん詰まっています。 もし今の暮らしや働き方に違和感があるなら、ぜひ静かな場所でページをめくりながら、自分自身と向き合う時間を持ってみてください。
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