「プログラミングって、つまらなそう」「一つの機能を作るだけでもすごい時間がかかりそう・・・」そう思っていた私が、Python(パイソン)という言語を知って、「これ、生活がラクになる道具じゃん」と驚いた体験があります。
この記事では、プログラミング未経験の方でも安心して始められるPythonの自動化について、やさしく紹介します。むずかしいことは抜き。日々の面倒をちょっと減らして、気持ちと時間に余裕を持ちましょう。
Pythonって何?初心者が安心して使える理由
Pythonは、プログラミング言語のひとつ。世界中で使われていて、実は初心者にも人気があります。その理由は、
- 英語に近い書き方で読みやすい
- 無料で使える
- データ整理や自動化など「生活をラクにする使い方」ができる(便利な機能が多い)
ただし、最初からすべてを理解する必要はありません。「自分の生活に役立ちそうなことができるかも?」という軽い興味でOKです。
まずはイメージから。こんなことができるようになります
たとえば、毎日たまっていくダウンロードフォルダの整理。
「PDFだけまとめて別の場所に移してくれたらなあ…」
そんなときに役立つのが、Pythonでの“自動処理”。
コードはこうなります:
import os, shutil
for f in os.listdir("Downloads"):
if f.endswith(".pdf"):
shutil.move(f"Downloads/{f}", f"Documents/{f}")
こうした処理を、自分の好きなタイミングで、何度でも自分の道具として使えるようになります。最初は意味がわからなくても、「こういうことが自動でできるんだ」というイメージが持てれば十分です。
環境がなくてもOK。Google Colab(コラボ)で今すぐ試せる
Pythonを使うには、本来はソフトをインストールしたり、環境設定をしたりする必要があります。
でも、Google Colaboratory(通称:Colab)を使えば、
- ブラウザさえあればOK(WindowsでもMacでも使えます)
- インストール不要で、すぐにPythonのコードを書いて動かせる
- プログラミングの勉強に適している
Google Colabの基本的な使い方
- Google Colab にアクセスします。
- Googleアカウントでログインします。
- 画面左上の「ファイル」→「ノートブックを新規作成」をクリックします。
- セルに以下のコードを入力します:
print("こんにちは")
- セル左側の再生ボタン(▶)を押すと実行できます。
これで、インストール不要・無料でPythonのコードを試すことができます。もちろん、このまま自動化コードの練習も可能です。
「失敗してもOK」。それも含めて学びの一歩
最初は「エラーが出た!なんで!?」と思うかもしれません。でも、それでOK。
エラーを直す → 動かしてみる → 成功する。 このループこそが、最高の学び方です。
大事なのは「自分で触ってみること」。説明をすべて理解してから始めるのではなく、 「とりあえずやってみる」ことに価値があります。
自分の生活で役立ちそうな“自動化アイデア”
Pythonを使うと、こんなことが可能になります:
生活の整理に使える
- フォルダ内の不要ファイルをまとめて削除・整理
- ファイル名をルールに沿って一括で変更(例:日付付きにする)
- 写真を日付ごとにフォルダ分け
情報収集を自動化
- Webサイトから毎朝のニュースを取得
- 為替や株価、天気などをまとめて表示
- チャットアプリ(LINEやSlack)に通知
記録・日報の作成
- 作業ログを一定間隔で保存
- スプレッドシートに自動でデータ入力
- 毎日の気分や体調を記録してグラフ化
その他
- ChatGPTとの会話を保存してあとで見返す
- スケジュールやリマインダーを自動生成
- SNSの投稿管理やバックアップ
- 簡単なWebアプリを作ってみる
- IoT機器やスマート家電と連携して操作する
まとめ:「生活がラクになる」ことが一番の目的
Pythonは、あなたの生活と心に余裕をくれるツールです。
「コードを書くこと」が目的ではなく、「自分の時間や手間を減らすこと」が目的。
プログラミング未経験でも、Colabから触ってみれば「あ、ちょっと楽しいかも」と思えるはず。
次回は「ChatGPTと組み合わせて、自分専用の会話アシスタントを作ってみる」も予定しています。お楽しみに!

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