変わりたいなら、「原因」より「これからどうするか」に意識を向けよう
「なぜ自分は変われないのか?」
そんなふうに“原因”ばかりを探して、立ち止まっていませんか?
私もずっとそうでした。
貧しかった家庭環境、苦手な人間関係、繰り返す失敗──
それらを「できない理由」にして、動かなくてもいいようにしていたのです。
でもある時、気づきました。
過去をいくら掘り下げても、未来は変わらない。
そして、自分を変えるには「これからどうするか」を考えるしかない、と。
この記事では、アドラー心理学をヒントに、過去に縛られず、未来を変える考え方についてお伝えします。
変われない理由をずっと探していた
「こうなったのは環境のせい」
「自分には向いてないから仕方ない」
そんなふうに原因を探しては、自分を納得させようとしていました。
でも、気づけば前には一歩も進めていなかった。
むしろ、“原因”を知って安心することで、何も変えなくていい理由を正当化していたのです。
自分の行動には“目的”がある──アドラー心理学の視点
アドラー心理学では、過去の出来事を「原因」ではなく「目的」として捉えます。
たとえば:
「人前で話せないのは、過去に傷ついたから」
→ 実は「傷つかないために話さない」ことを自分が選んでいるのかもしれない。
この視点に出会ったとき、私はハッとしました。
今の自分を止めているのは、過去ではなく、自分の選択かもしれないと。
気づいたのは「変わらないこと」の裏にある“現状維持バイアス”
私は、「変われない理由」を並べていたけれど、
本当は変わるのが怖かっただけなのかもしれません。
- 動けば失敗するかもしれない
- 傷つくかもしれない
- 誰にも認められないかもしれない
だから、“できない理由”を持っていれば、安全だった。
でもそれは、自分の可能性を閉じ込めていたということでもありました。
そして気づいたのです。
「どうせ無理」と言っていたのは、自分自身だったんだ。
「これからどうするか」を考えるヒントに──おすすめの一冊
未来を変えるには、「これからどうするか」という視点が欠かせません。
でも、それを実践するには勇気が必要です。
そんなときに私が繰り返し読んでいるのが、アドラー心理学を深く解説した名著
『幸せになる勇気』です。
この本は、「人は変われる」という前向きなメッセージを、対話形式でわかりやすく届けてくれます。
読後には、「私にも少しずつできることがある」と、行動を起こすきっかけが得られました。
変化に踏み出す勇気がほしい方に、ぜひおすすめしたい一冊です。
選択肢は、今この瞬間から持てる
原因を考えるのをやめたとき、人生に選択肢が戻ってきた感覚がありました。
たとえ今までの人生に納得できていなくても、
その延長線上に、同じ未来が続く必要はない。
今からの選択で、これからの自分は変えられる。
そう思えるようになったことが、私にとって大きな一歩でした。
変わることに、自分で許可を出す
原因を探すことをやめてから、私はこう思うようになりました:
「もう、時間を無駄にしたくない」
「少しでも前に進む選択をしていきたい」
もちろん、すべてが順調に変わるわけではありません。
また自信をなくす日もあります。
でも、自分で「これから」を選べると知ったことは、確かな力になりました。
過去は変えられない。
でも、これからの選択なら、今日からでも変えられる。
だからこそ、自分に問いかけてみてください:
「これからどうするか?」
その一歩は、あなたが決めていい。
補足|「考えがまとまらない」ときは誰かに相談してもいい
私は、AI(ChatGPT)に話しかけることで自分の考えが整理されることもあります。
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